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こんなときどうする?無料SSTプリント「都合が悪かったら」
こんなときどうする!?SST(ソーシャルスキルトレーニング)の学習です。
今回は、「お友達に誘われたけど、都合が悪かった場合の断り方」を学びましょう。学習プリント・ワークシートはすべて無料でお使いいただけます。ご自由にダウンロード・印刷をしてご活用ください。
≪今回の学習プリント≫
こんなときどうする?SSTプリント『都合が悪かったら』編
こんなときどうする?SST①.今回のテーマ『誘われても都合が悪かった場合の断り方』を提示する
はじめに、今回のSST(ソーシャルスキルトレーニング)のテーマを説明しましょう。
【導入の例】
今日は、「遊びに誘われても、都合が悪かったときの上手な断り方」を学習します。
お友達に遊びに誘われても、都合が悪くて断らなければならないとき、どんな返事をすれば上手に断れるでしょうか。みんなで考えていきましょう。
こんなときどうする?SST②.モデリングで場面を示す
例として、休み時間にお友達に遊びに誘われたけど、他の子と遊ぶ約束をしている場合を、モデリングで示しましょう。
A先生とB先生で、遊びに誘う【はなちゃん】と、 遊びを断る【ゆきちゃん】の役を決めて演じます。
SSTモデリング 1つめ
はなちゃんは、ゆきちゃんと一緒に折り紙をしようと誘いました。しかし、ゆきちゃんは、ふうかちゃんと縄跳びをする約束をしていました。ゆきちゃんは、なんて返事をすればよいでしょうか?
A先生(はなちゃん):「ねえねえ、ゆきちゃん」
B先生(ゆきちゃん):「なあに? はなちゃん」
A先生(はなちゃん):「わたしと一緒に折り紙しよう!」
B先生(ゆきちゃん):心の声『えー、どうしよう。ふうかちゃんと縄跳びで遊ぶ約束しちゃったよ。困ったなあ。はなちゃんには悪いけど、断ろう。』
B先生(ゆきちゃん):「今日はダメなの。」
A先生(はなちゃん):「どうして?」
B先生(ゆきちゃん):「ダメって言ったらダメなの!」
A先生(はなちゃん):「えー----(かなしい顔をする)」
はい、ここまで。
モデリングを見た子どもたちに、【はなちゃん】がどんな気持ちかを考えてもらいます。
≪予想される子どもの答え≫
「ダメって言われて傷ついた」「かなしい」「ゆきちゃんはいじわる」…など。
SSTモデリング 2つめ
A先生(はなちゃん):「ねえねえ、ゆきちゃん」
B先生(ゆきちゃん):「なあに?はなちゃん」
A先生(はなちゃん):「わたしと一緒に折り紙しよう!」
B先生(ゆきちゃん):「誘ってくれてありがとう。でも、今日はふうかちゃんと縄跳びする約束してるんだ。だから今日は遊べないの。ごめんね。明日だったら一緒に遊べるけど、どうかなあ?」
A先生(はなちゃん):「わかった!じゃあ、明日遊ぼうね」
はい、ここまで。
モデリングを見てどう思ったか、【はなちゃん】はどんな気持ちになったか、子どもたちに考えて発表してもらいましょう。
こんなときどうする?SST③.都合が悪いときの断り方ポイント3つ
先生たちが演じた2つめのモデリングを見せて、【ゆきちゃん】の断り方のよかった以下の3つのポイントを黒板に書きましょう。
遊びに誘ってもらえて、うれしい気持ちを言う→『さそってくれて、ありがとう!』
遊べない理由を言って、断る→『●●だから、あそべないの。ごめんね。』
都合のいい日を言う→『明日だったら、あそべるよ。』
このような返事をすると、相手をきずつけることなく自分の気持ちも伝えられて、上手に断ることができますね。
このような断り方だと、どんな気持ちになるかな?と、子どもたちに気持ちをたずねてみましょう。
こんなときどうする?SST④.ロールプレイング
ロールプレイングを通して、【はなちゃん】と【ゆきちゃん】の役割を、子どもたちに実際に演じてもらいましょう。
断り方3つのポイント
①さそってもらえて、うれしい気持ちを言う。「さそってくれて、ありがとう」
②あそべない理由を言って、ことわる。「●●だから、あそべない、ごめんね。」
③つごうのいい日を言う。「××だったら、いいよ。」
を守って言うことを確認しましょう。
こんなときどうする?SST⑤.まとめ
上手なロールプレイングができたら、子どもたちをほめてあげましょう。
今回学んだスキルが身につくように、日常生活の中でも実践できるように促してあげてください。
①うれしい気持ちを言う ②あそべない理由を言う ③つごうのいい日を言う
「この3点を守れば、きみも上手な断り方ができるマナー名人!」(^^)
≪今回の学習プリント≫
こんなときどうする?SSTプリント『都合が悪かったら』編
子どもに読ませてあげたいSSTにおすすめ本
「先生は教えてくれない!クレヨンしんちゃんの友だちづきあいに大切なこと」
子どもたちに親しみのあるクレヨンしんちゃんの「先生は教えてくれない!」シリーズの第1巻です。
先生は教えてくれない!と言われては、教員としては気になる…ということで読んでみました。
Amazonプライム会員なのでKindle Unlimitedで無料で読んでみましたが、内容がよかったので子どもたちにも読んでほしいと思い、結局本を購入しました!
マンガですが、友だちづきあいに大切なマナーやルールなどが、説明と漫画でわかりやすく書かれていて、楽しく学べます。
発達障害の特性で「相手の気持ち」という目に見えないものが分かり辛いお子さんだと、お友達とトラブルになったり、距離を置かれたり…なんてことがありますが、
このマンガを読んだら友達と上手にコミュニケーションがとれるようになった!という口コミもありました。
個人的には、読み聞かせする本というよりも、教室の本棚にそっと置いて子どもたちに自由に読んでもらいたい本だなぁ。と思いました。
気になったら、本屋さんでぜひお手にとってみてくださいね。時間がない方は、ネット購入がおすすめです。
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