こんな時どうする?SSTプリント「知らない人に声をかけられたら」
【こんな時どうする?】シリーズのSSTプリント教材です。
今回の学習は、「知らない人にお菓子をあげると言われたら」という場面を学習しましょう。
SST学習プリントは無料でダウンロード・印刷することができます。お子さまの実態に合わせてご自由にご利用ください。
【今回のSST学習プリント】
この記事を書いた人
たかちゃん先生
教材研究が大好きな人
こんな時どうする?SST:世の中にはいい人もいれば、悪い人もいる
私の息子が1歳~3歳くらいの頃、公園で遊ばせていると、知らないおばあちゃんに声をかけられることがよくありました。
「かわいいわね~。何歳?」なんて声かけをきっかけに、楽しくお話をしたものです。
ただ、そろそろ帰ろうかとなった時に、
「ぼくちゃん、飴あげるね」
と言って、知らないおばあちゃんは息子に飴を渡してきました。
息子は喜んでしまったし、楽しくお話した後だったので、私も何となく断りづらかったものです。
感謝して受け取りましたが、やはり知らない人から食べ物をもらうのは抵抗がある…。。
(ご好意とは分かりつつ、あとで息子には代替えのお菓子をあげました。)
ただ、このように善意で子どもにお菓子をくれる人もいますよね。
ですが、世の中には危害を加えようとして子どもに近付いてくる人がいることも、子どもに教えなければなりません。
実際に見知らぬ人からもらった食べ物で、被害にあった子どもの事件は過去に何件もあります。
子どもが知らない人から食べ物を受け取ることは、慎重にならなければなりません。
こんな時どうする?SST:知らない人にお菓子をあげると言われたら
知らない人にお菓子をあげると言われたら、どうすればいいのでしょうか?
- 「いりません」とハッキリ断る
- その場で開封、食べることは絶対にしない
- 「お家の人が近くにいるから、聞いてきます」と言ってその場を離れる
- 不審だと思ったら、何も言わずに逃げる
など
また、少し顔見知りの知人であっても注意が必要。子どもからすれば「知らない人」ではない、という安心感から、気持ちがゆるみがちです。
そこを狙ってくる悪い人もいます。
知らない人の線引きをどこにするかという定義ですが、「家族以外の人」とハッキリ決めてしまうのも1つの方法です。
「そんなことしたら、相手に悪いんじゃないか?」と思う優しいお子さんもいるかもしれませんが、
相手がもし本当に善意なのであれば、無理強いもしませんし、逆にしっかりしたお子さんだな、と思われます。
「だから、断っても大丈夫だよ」と安心させてあげてください。身を守ることの方が100倍大事です。
今回の学習プリントを通して、他にもどんな行動をとればいいかを子どもたちと考えるきっかけにしてもらえると幸いです。